下肢静脈瘤プラザ|最新の下肢静脈瘤レーザー治療。|東京都江戸川区の江戸川病院・千葉県市川市のメディカルプラザ市川駅

●日本では,2011年1月から「波長980 nmダイオードレーザー」が保険収載され,健康保険でレーザー治療を行うことが出来るようになりました.けれども,特性上コントロールが難しく,強いエネルギーで使用した場合は内出血などの合併症がでやすく,弱いエネルギーで使用した場合は再発率が高くなると言われています.従来の外科的ストリッピング手術と比べてメリットが少ないと考え,当院では現時点では導入しておりません.

●当院で使用しているレーザーの機械です.旧来,レーザーの治療では,レーザーの光の波長が重視されてきました.当院の機械の波長は 1320 nm です.
けれども,この機械は,波長だけではなく,エネルギーを出す方法に特徴があります.

●血管内レーザー焼灼術に使用されている多くのレーザー機器は,「連続波」といって,レーザーを連続で照射し続けるものがほとんどです.そのため,温度が上がり過ぎて,血管の壁が破けて内出血したり,皮膚や神経など周囲の組織を傷めたりしてしまうのです.

 

●当院で使用しているレーザーは,「パルス波」といって,ごく短時間 (300-350 μsec = 0.0003-0.00035 秒) だけレーザーを照射し,温度が下がってから,次の照射を繰り返すため,再発しづらいだけ十分な焼灼をしても,合併症が起きづらいのが特徴です.

●写真の上にある青い機械は,自動牽引装置です.
術者の感覚によって,手でファイバーを引いていく施設もあり,術者によってその程度はまちまちです.当院では,均一な質の治療を行うため,ファイバーを引いていく機械を使用しています.

●血管の中に入る部分はファイバーと呼ばれます.
同じファイバーの先端を切り,数回使用することも可能ですが,その方法では先端の状態を一定に整えることが難しいため,当院では, お一人につき一本,新しいファイバーを使用しています.

 

●当院で使用しているファイバーは,再使用できるタイプのファイバーと違い,
直接静脈の壁にあたることを避けるため,先端がカバーされています.
多くの施設で使用されているファイバーは,カテーテルという,もっと太い管を入れて,その中を通しますが,当院で使用しているファイバーは,カテーテルが必要ありません.そのため,より柔軟性が高く,曲がってしまった血管などにも通りやすいというメリットがあります.

Saphire 2.5 ファイバー

 

●麻酔は,基本的に全身麻酔と局所麻酔を併用していますが,併存症や手術部位によって当院の常勤麻酔科医に相談しながら,麻酔の方法を調節しますので,受診時にご相談ください.

●大伏在静脈に対するレーザー手術は,膝の周囲に針を刺し,その中からファイバーを入れて,太ももの血管を焼灼します.

●大きな静脈瘤がある場合は,太ももの血管を焼くだけでは十分な効果が得られないことがあるので,「静脈瘤切除術 」を行うこともあります.

●手術前日入院,翌日退院の二泊三日から,日帰り手術まで対応可能です.お気軽にご相談ください.