下肢静脈瘤プラザ|最新の下肢静脈瘤レーザー治療。|東京都江戸川区の江戸川病院・千葉県市川市のメディカルプラザ市川駅

今日は一日中外来でした。

最後に診察したのは40歳前後の女性でした。私の外来を受診した理由は膝裏のスパイダーベイン(クモの巣状静脈瘤)とレティキュラーベイン(網目状静脈瘤)でした。夕方になると、足がむくむのが心配で来たそうです。

 

確かに、両膝裏に赤や青い細い血管が透けて見えました。この静脈瘤は、皮膚の中または真下を走る1mmくらいの静脈で、身体に悪影響はもたらしません。しかし、透けるような女性の皮膚ではかなり目立ってしまい、スカートが履けないという方もいらっしゃいます。

 

治療の必要性は、超音波検査にてその奥にある表在静脈、とくに大小伏在静脈に逆流があるかで決めます。医学的には、このような細い静脈だけであれば治療の適応がないのです。

 

果たして、その結果はどうだったでしょう。

 

両足の太ももの内側を走る大伏在静脈で足の付け根から全長にわたり逆流があり、その太さ(直径)も4mm以上でした。つまり、この静脈はこのまま放置していても改善は見込めず、手術の適応になるわけです。

 

これこそが、眼に見えなかった「隠れ下肢静脈瘤」だったのです。

目に見える静脈よりもむくみの方が重要で、スパイダーベインを見ても隠れ下肢静脈瘤を念頭に置かなければなりません。

 

どうして、下肢静脈瘤が隠れていたのでしょう。実は、話は反対で、先に表在静脈の弁不全が起こって、静脈性高血圧になっていたのです。

逃げ場を失った静脈内の血液は、その血圧により枝を伝わって皮膚の毛細血管にも逃げていき、次第に毛細血管を膨らましていたと考えられます。

もちろん、これを放置すれば下腿にミミズのような静脈瘤も現れてくるでしょう。

 

女性のみなさん! さっそく、手鏡で膝裏を観察してくださいね。そして、むくみがないかもよく観察しましょう。